かんから祭り

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「東の負けよ〜!」「西の負けよ〜!」。唯一、山陰地方で源平が戦いをした雲津で受け継がれる源義親の霊を慰める伝統行事

毎年5月4日に美保関町雲津で行われるお祭りです。平安時代中期に源義親が、雲津の地で平正盛に討ち取られ、その霊を慰めるために始まったものとされています。地区内に流れる川を境に東側(源義親)と西側(平正盛)に分け、それぞれ鐘と太鼓の音頭に併せ、「東の負けよ!」、「西の負けよ!」と大きな声を張り上げ、地区民の無病息災と子どもたちの健やかな成長を願って行われます。雲津以外の地区の方も参加できます。

お祭りの様子

かんから祭りと源義親

お話:田中益実さん(雲津)

文:田中益実さん(雲津)

■「かんから祭り」

覚源寺の向かって右手奥に一基の五輪塔がある。この五輪塔は源義親の亡骸を葬ったものと伝えられる。「天下第一の武勇の士」と万人から畏敬されていた八幡太郎義家の二男で(長男は夭折したため)実質的な源氏の後継者であった。平安時代末期に対馬守に任じられた義親は、鎮西(九州)で謀反を起こして隠岐へ流罪になった。隠岐を脱出した義親は出雲で再び反乱を起こし、雲津の地で追討使の因幡国守平正盛(清盛の祖父)に討たれた。雲津には義親と正盛の合戦をモチーフにした「かんから祭り」という伝統行事が伝わっている。

その昔、雲津地区に疫病が大流行をした。修験山伏の卜占によると、この地で無念の最後をとげた源義親の怨念の祟りだという。そこで地元の人々たちは要害山の中腹に二つの小祠を建立して、東山神社には源義親の霊を祀り、西山神社には平正盛の霊を祀って「かんから祭り」をすると、不思議なことに悪疫はたちまちに治まったという。この「かんから祭り」だが、始まったのは明治初期の様子が資料にあることから、それ以前から続いていると思われる。

5月4日の祭りの日には、雲津川を挟んで東西の家に別れて、各祭場を清掃。大漁旗、手作りの日章旗で飾る。東山神社は源氏の白旗、西山神社は平氏の赤旗が立ち並ぶ。現在の合戦の様子は、東西に別れた住民が、それぞれに東西の要害山に籠もり、鐘や太鼓の鳴り物合戦から始まる。各陣地から「東の負けよ」「西の負けよ」と、大声で敵陣地に向かって子どもたちに交じって大人も競い合う。やがて、各家から持参した食べ物と御神酒で宴会が始まる。祭りが終わると、手作りの護符に松の皮を副え、各戸に配って子共の健やかな成長と家内安全を祈る。かつては十五歳以下の男子の祭りであった。明治期には、今よりも派手な祭りだったという。この雲津も少子化で年々子どもの数が減り、今では地区で当番を決めて、地元住民が行う伝統行事となっている。徒党谷で殺され、五輪塔下で眠る源義親の霊は、この「かんから祭り」で慰められ、地元住民との安泰が約束されるのであろう。

◉付随

源平合戦は一の谷、屋島、壇ノ浦と瀬戸内海を舞台にした戦いは周知だが、山陰地方で両氏が戦をしたのは、唯一この戦だけである。それをモチーフにしたお祭りは他ではない。お祭りもひとつの「場所」ではなく、それぞれに分かれて行うのも珍しい。近年、マスコミも取材に来てようやく知れるようになった。雲津の行事で発信出来る自慢の行事といえるだろう。

開催場所

松江方面から

1.松江駅前ー約40分(一畑バス 美保関ターミナル行)ー終点:美保関ターミナル 時刻表はこちら

2.美保関ターミナルにて美保関コミュニティバスに乗り換え

3.美保関ターミナルー約40分(コミュニティバス)ー美保関(美保神社) 時刻表はこちら

米子方面から

1.JR米子駅ー45分(JR)ーJR境港駅

2.JR境港駅ー11分(コミュニティバス)ー宇井渡船場

3.宇井渡船場ー30分(コミュニティバス)ー美保関(美保神社)

「かんから祭り」についてのみなさんの声

  • 恵みな時化🎶

    2017年5月26日

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