美保関町雲津

雲津では源氏の血を引く武将・源義親が1107年に決起した際、征伐に来た平家の平正盛と激突した合戦があったとの言い伝えがある。江戸時代中期に疫病が流行した際「敗れた義親の怨念」が原因だとした山伏が両者をまつると治まったことから祭りが始まったといわれている。

山の中腹に東西二手に分かれた住民が陣取って鳴物合戦を展開。子供からお年寄りまで住民総出で約250ｍ離れた相手方に向かって数分間、太皷やかねをたたき「東の負けよ」「西の負けよ」と大声を出し合う。