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雲津のかんから祭りに行ってきました/雲津に住みたくなった

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5月4日に美保関町雲津で行われた「かんから祭り」に行ってきました。

ゴールデンウィーク中の4日と言えば、後半のド真ん中。家族で遠出したり、ショッピングしたりと休日を一番満喫する日ではないでしょうか。
そんなGWマックスな日に、住民の方が集まってお祭りをする。どんなお祭りなんだろうと興味津々で半島を縦断する山道を車で向かいます。

お祭りの概要はこちら↓

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平安時代中期に源義親の乱を起こした源義親が、雲津の地で平正盛に討ち取られ、その霊を慰めるために始まったものとされる。地区内に流れる川を境に東側(源義親)と西側(平正盛)に分け、それぞれ山の中腹に東山大権現、西山大権現を祀る要害山で、鐘と太鼓の音頭に併せ、「東の負けよ!」、「西の負けよ!」と大きな声を張り上げ、地区民の無病息災と子どもたちの健やかな成長を願って行われる。

かんから祭(雲津)の詳細はこちら

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両側におじゃまして様子を拝見しましたが、どちら側からも「こっちに来ていっしょにやらんかや」「一緒に食べない」とみなさん優しく声をかけてくださいます。

始まりは疫病を鎮めるために

江戸時代に疫病が流行り、山伏に占ってみてもらったところ源義親の霊が祟っているとのことではじまった霊を慰めるためのお祭り。
このお祭りを始めたとたん疫病は治まり、止めた年は病気が流行るという不思議な力を持つお祭りです。雲津の住民の方いわく「やめられない」とのこと。

お祭りが終わるとみなさんお札を持って帰られます。今でも住民以外の一般の方が来られて一緒に参加し、お札を持って帰られるそうです。
いろいろなご利益があるお祭りとお札です。

「世界一人間らしく住める町」かもしんない

4日は午後から晴れ間が差し、過ごしやすい気温の中、「東の負けよ!」「西の負けよ!」と笑い声が雲津の谷を渡り、ご飯を持ち寄ってみんなで一緒に食べる。

ゴールデンウィークに個人や家族の楽しみを満喫するのが一般的ですが、この雲津では子供からお年寄りまでみんなで過ごし、神様に地域の安全と住民の健康を祈願します。

先日、東京が都営地下鉄を24時間運行させ「世界一ビジネスのしやすい街」を目指すというニュースがありましたが、雲津や美保関町は「世界一人間らしく住める町」かもしんない、と感じるのでした。

来年のゴールデンウィーク、みなさんも雲津に来て一緒に過ごしてみるのはいかがですか。

かんから祭(雲津)の詳細はこちら

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